【犬山市】マンション共用部 給水ポンプ交換工事|高架水槽を廃止し直圧切替でコスト削減(直圧式給水)
給水方式の見直しで、管理コスト削減と資産価値向上を実現。
給水方式の見直しで、管理コスト削減と資産価値向上を実現。
長年使用されてきた高架水槽方式は、屋上の水槽を経由して各戸へ水を送る仕組みのため、清掃や維持管理の負担が課題となり、設備の老朽化も進んでいました。そこで、将来を見据えてマンション全体の給水方式を見直しました。
断水を伴う工事であることから事前説明会を実施し、工事内容や生活への影響を丁寧に共有。道路の水道管から直接各戸へ水を供給する直圧式給水へ切り替えるとともに、共用部の給水管も更新しました。
貯水槽の維持管理が不要となり将来的なコスト削減につながったほか、撤去後のスペースを駐車場として活用できるようになり、共用部の有効活用にもつながりました。
更新設備には保証を設け、不具合が生じた場合にも対応できる体制も整えました。
アイギ設備からのご提案
従来の高架水槽方式は、貯水槽や高架水槽の定期清掃・維持管理にかかるランニングコストが課題となっており、あわせて設備の老朽化も進行していたことから、将来を見据えた給水方式の見直しを行いました。
高架水槽方式を廃止し直圧式給水方式へ変更するとともに、共用部給水管を更新することで設備全体の信頼性を向上させていきます。
工事では各戸の水道メーターまで仮設給水管を設置し、仮設配管への切替時に半日程度、新規配管への最終切替時に1日断水を実施。工程を段階的に分けることで断水期間を必要最小限に抑え、工事期間中も生活への影響を軽減できるよう配慮しています。
貯水槽が不要となることで維持管理費の削減と給水トラブルの予防につながり、居住者様が安心して生活できる環境を整えていきます。さらに、水槽撤去後のスペースを駐車場として再活用することで、管理負担の軽減を実現します。
徹底した現場調査・合意形成による施工
断水を伴う工事であることから、事前に工事説明会を実施し、案内状の配布を通じて工事内容や影響範囲(騒音・振動、居室立ち入りの可能性、作業場所等)について住民の皆様へ丁寧に共有しました。専門的な内容についても分かりやすい説明を心がけ、不安の軽減と理解促進に努めました。
また、工事期間中は掲示板による進捗共有を行うとともに、苦情やご意見があった際には速やかに管理組合様へ報告・協議を実施。安全対策や現場ルールを全作業員へ徹底することで、管理組合様・居住者様双方と連携しながら合意形成を重ね、安心して工事を進められる体制を整えました。
施工概要
| 地域 | 愛知県犬山市 |
|---|---|
| 建物 | マンション |
| 施工箇所 | 給水管(共用部・メーター内) |
| 施工内容 |
高架水槽・貯水槽の撤去 給水方式変更工事 共用部:給水管更新工事 |
| 築年数 | 1983年築 |
| 階数 | 6階 |
| 戸数 | 19戸 |
| 素材 | 架橋ポリエチレン管 |
| 工期 |
マンション全体:1か月 1部屋あたり:約1時間 |
工事内容
事前調査
共用部給水管について、各系統ごとに内視鏡を用いた調査を実施しました。
メーターボックス内など複数箇所を撮影し、管内の状況を確認した結果、経年によるサビの発生や進行を確認。
目視では分からない内部劣化まで把握したうえで、更新の必要性を判断いたしました。
養生|共用部
共用部廊下では、資材搬入や作業に伴う傷や汚れを防ぐため、各階で丁寧な養生を実施。
これにより、工事中も安心して共用部をご利用いただける環境づくりに努めました。
仮設給水管設置|共用部
各戸の水道メーターまで仮設給水管を設置し、切替作業時には半日程度の断水を実施したうえで仮設配管へ接続しました。
断水時間を半日に抑える工程を計画することで、工事期間中の日常生活への影響を軽減。
仮設給水への切替後は通常どおり水を使用できる環境を確保し、生活への負担を抑えながら工事を進めました。
新設給水管工事|共用部
高架水槽式から直圧式給水へ変更するため、新しい給水配管の設置や切替工事を行いました。
給水を安定させるためのエアー抜き処理や、既存の揚水ポンプの撤去も実施。
あわせて受水槽の清掃や塗装、保温工事まで行い、将来のトラブルや維持管理の手間を減らす設備へ変更し、住民の使い心地を守りながら、管理負担の軽減につながる改修を行いました。
配管工事|メーター・共用部
老朽化した給水配管を切断・撤去し、縦管から各戸の水道メーターまでの配管と枝管をあわせて更新しました。
新しい配管は既存の穴を活用して設置することで建物への影響を抑え、切替時には全戸で1日断水を行いながら接続。
埋設部分には耐久性に優れた耐衝撃ビニル管(HIVP)を採用し、将来の漏水リスクを抑えつつ、安心して使い続けられる環境へ改善しました。
作業終了後清掃|共用部
作業終了後には清掃を行い、ほこりや資材片が残らないよう共用部の環境維持にも配慮しています。
日常的に使用される空間だからこそ、工事中もできる限り普段と変わらない状態を保つことを心がけ、居住者様の生活への影響を抑えながら施工を行いました。
報告書(一部)
工事完了後には、施工状況を写真とともにまとめた「工事報告書」を作成し、管理組合様へ提出しています。配管更新の施工状況や接続部、貫通部処理、各工程の進捗など、完成後には確認が難しくなる部分も含めて記録として残しました。
「どの設備が、どこまで、どのように更新されたのか」を明確にすることで、将来の点検や修繕計画にも活用できる資料とし、長期的な維持管理に役立てていただける内容としています。
住民説明会の実施と合意形成
工事着工前には、お住まいの方々を対象とした説明会を実施しています。
断水を伴う工事であることから、工事のスケジュールや断水時間、作業内容、共用部での施工範囲など、生活への影響が想定される事項について資料を用いながら対面で丁寧にご説明しました。
また、工事中の騒音や作業動線、安全対策についても事前に共有し、ご質問やご不安にその場でお答えすることで、内容への理解を深めていただいたうえで着工しています。
この記事の監修者
九鬼
施工管理部 責任者
- プロフィール
- マンションの給排水設備工事・リフォームを専門に手がけるプロフェッショナル。自社でこれまでに手がけた240棟以上、専有部においては1,500件を超える施工実績を誇る施工管理部の責任者として、現場の品質管理を統括している。
マンション特有の複雑な構造を熟知しており、目に見える水まわりのリフォームから、床下の隠れた配管(枝管)の更新まで、建物全体の資産価値を守る一貫した施工体制を強みとしている。特に、居住者の負担を最小限に抑える「住みながらの配管工事」や、専門知識が必要な「管理組合・理事会様への合意形成サポート」において高い評価を得ている。
徹底した品質管理と、施工後も安心が続く「配管10年保証」などの充実したアフターフォローにより、管理組合や住人様から厚い信頼を寄せられ、建物の長寿命化と安心できる住環境の維持に大きく貢献している。




